無線モジュールとは、無線チップ、アンテナ、周辺回路などを小型の基板に搭載し、通信機能を制御するファームウェアまで提案できる製品となっております。これを機器に組み込むことで、簡単に無線機能を付与することができます。 当社はEMS事業で培った技術を駆使し、無線モジュールの製品企画・構想から回路設計、アンテナ設計、ハード設計、ファームウェアなどの設計開発から商品化までをテーラーメイドで対応し、お客様のご要望に沿ったオンリーワンの製品を提供致します。 豊富な選択肢を用意しており、具体的にはハードインターフェイス、周波数チャネル、データ変調速度、伝送距離、通信方式、通信形態、送信出力、消費電力などのスペックに加え、外付けアンテナか内蔵アンテナか、またはダイバーシティタイプの複数のアンテナを利用するかなど、細かな仕様の選定が可能です。 また、当社の無線モジュールは日本電波法に基づく「技術基準適合証明（技適）」をあらかじめ取得しており、お客様が新たに認証を取得する必要はありません。さらに、ご要望に応じて海外の認証にも対応が可能です。

通信規格

当社がサポートしている通信規格には、Wi-Fi（2.4GHzおよび5GHz）とBluetoothがあります。これらの規格は、一般的な無線通信ニーズに広く対応しているが、その他の無線通信規格についても、お客様のご要望に応じて開発を行うことが可能です。特定の要件や条件に応じたカスタマイズが必要な場合は、ご相談ください。
当社は、お客様の具体的なニーズに基づき、最も適した無線通信ソリューションを提供するため、専門的なアドバイスとサポートが可能です。無線通信の選定においては、取り扱うデータの内容や通信環境が重要です。たとえば、2.4GHzは比較的大容量のデータを効率的に処理できるため、広範囲でのデータ通信や高速なデータ転送が求められる用途に適しています。一方、920MHzは障害物が多く、また、多数かつ小容量のデータを扱う場合に優れています。これは920MHzが比較的長い波長を持ち、障害物を通過しやすいためです。
このように、データの特性や通信環境に応じて最適な無線モジュールを選定することが重要です。通信規格の選定にお困りの場合は、データ量、送受信の頻度、消費電力、遮蔽物の有無などの条件を詳細に考慮し、最適な周波数帯を提案致します。